2024.10.22(火)

活動報告

出前科学館【1日目】

    

学童へ出前科学館

~地域の子供たちへ理工学の魅力を伝えよう~

一関工業高等専門学校 女性学生団体 STEAM-nitic

 2024年8月19日、菜の花プラザ(一関市市街地活性化センター)で小学生対象に出前科学館を開催しました。一関市の学童「わになる」や当日参加児童、計60名程度の児童を対象に簡単な実験を行いました。1~3年生には「スライムからスーパーボールを作ろう!」、4~6年生には「氷なのに熱い!?一瞬で凍るホットアイス」と「炭酸マグマ実験」を実施しました。実験の前に、クイズ形式で簡単な実験説明を行い、その後、実験にあたっての注意事項を守れることを約束してから実験に取り組みました。

スライムからスーパーボールを作ろう!

 色付きの水に洗濯のりとほう砂溶液を加えて混ぜると、液体がスライム状に変化します。さらに塩を加えることで、水分が抜けてスライムが固まり、最終的にはスーパーボールに変身します。児童たちは不思議そうな表情を浮かべ、翌日には完成したスーパーボールで楽しく遊びました。

氷なのに暑い!?一瞬で凍るホットアイス & 炭酸マグマ実験

ホットアイスの実験では、酢酸ナトリウムを熱湯に溶かし、飽和溶液に近い水溶液を作ります。これを冷やし、酢酸ナトリウムの結晶が付いた割りばしを溶液に入れて刺激を与えると、一気に結晶化が進み、凍ったように見えるが、容器は暖かくなります。この実験はやや難しく、失敗もありましたが、児童たちはあきらめずに成功への方法を考え、何度も挑戦して見事に成功させました。

炭酸マグマ実験では、温かい色水に油をゆっくりと加え、2層にします。その後、入浴剤やポリデントなどの発泡剤を入れることで、マグマのようにブクブクと色水が吹き上がります。この実験は、身近な材料を使って実現できる上、視覚的にも楽しめるため、児童の興味を強く引き付けました。

プチ科学館

実験終了後、一ノ関工業高等専門学校の数学・物理教員が所有するおもしろおもちゃや、3Dプリンターで作成したおもちゃの展示を行いました。児童たちは、物理の要素を含んだこれらのおもちゃに夢中になって遊んでいました。

STEAM-niticとは

理工学の魅力をより多くの人に伝えたい!という思いから発足した一ノ関工業高等専門学校(NITIC)の女性学生団体です!サイエンスカフェや出前講座等を通して活動を行っています!

理工学生が小学生を対象に「遊び×科学」の体験学習の場を提供することで、子供たちの知的探求心を刺激し、科学へ興味を持ってもらうことを目指しています。

投稿:STEAM-nitic