2015.2.15(日)

タイトル「いわてびと」

〜 特集記事第0回 コネクサスをつくる 〜

    

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2014年11月某日、冬目前の岩手県盛岡市。とある会議室に集められたのは10人の若者たち。
岩手県立大学、岩手県立産業技術短期大学校、盛岡情報ビジネス専門学校、盛岡大学と、
岩手県内の4つの学校の現役学生たちだ。

 

特集【第0回】 いわて若者交流ポータルサイト「Co.Nex.Us」ができるまで

いわてで活躍する若者たちの交流や情報交換の場として完成した、
いわて若者交流ポータルサイト「Co.Nex.Us(※以下、コネクサス)」。

コネクサスには、
若者たちの「こんなサイトにしたい」「こうしたらもっと見やすい」「もっと楽しめる!」など、
若者目線のアイディアがふんだんに盛り込まれている。

今回の特集では、コネクサスの本格リリースに向けた、10人の若者たちの極秘会議の様子を一挙公開!

-まずはリニューアル前のサイトを閲覧しながら、改善点を意見出し。

「気軽に団体登録してもらえるように工夫したいね」

「こうしたほうが見た目がスッキリするかも」

「もっとユーザーの興味をそそるように、写真やイラストをつけたらどうだろう」

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学生の中にはウェブやデザインを専攻しているメンバーも多く、専門的な目線での意見も交わされた。

実は、コネクサスのロゴやキャラクターを考案してくれた学生も参加している。

さらにデザインやユーザビリティの検討のほか、
どんな内容を盛り込むか?といった、ユーザーが楽しく閲覧し交流できるようなコンテンツのアイディアも出し合った。

-コネクサスをツイッターで盛り上げるには?

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いまや多くの若者が利用している短文投稿サービス「Twitter(ツイッター)」。
情報交換や交流のツールとして、いわてのたくさんの若者にも参加してもらいたい。

そのためには、どんな方法があるのだろう?

「ペット自慢とか、季節の写真などをユーザーに投稿してもらう企画はどう?」

「若者らしく、トレンドファッションの投稿は?」

「写真がなくても楽しめる投稿も良いんじゃないかな?」

「たとえば、寒さの厳しいいわてにちなんで…わたしの防寒対策とか、方言を使った短歌なんかはどうだろう?」

「県外でみつけたいわてらしいものを投稿し合うとか」

「どんないわてに住みたいか?意見を募るのもいいね」

 

若者らしい、ざっくばらんなアイディアが盛りだくさんだ。

-「いわての若者」にちなんだ特集ページをつくりたい。

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若者にとって興味深く面白い、そしてためになる情報を提供したい。

ユーザーと同じ目線の若者ならではの意見が交わされた。

いわて若者文化祭の参加団体の紹介、振り返りの特集はどうだろう?ストーリー仕立てで、文化祭開催までの道のり、みたいな」

「県内学生の部活動をレポートしてみるとか」

「忙しい一人暮らしの社会人のためのお弁当メニューは?」

「いわて出身の若手社長特集」

「いわてのお祭り、郷土芸能レポートなんかは?」

「若者とは?を語る特集」

「逆に、大人から若者に言いたいことを聞いてみるのも面白いかも」

この場であたためられた

面白そう!

知りたい!

な企画が、近々、コネクサスに登場するかもしれない。乞うご期待!

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こうして、

若者らしい、いわてらしい発想で築き上げられた若者のためのポータルサイト「Co.Nex.Us(コネクサス)」。

このポータルサイトをきっかけに、新たな交流が生まれ、コミュニティが広がれば…。

それが、コネクサスに込められた願い。

次代のいわて、いわての未来は、

いわての若者が盛り上げていく。

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ちょっとだけ動画も公開!

こんな感じの雰囲気で進行しました♪

「Co.Nex.Us(コネクサス)」企画・制作協力
岩手県立大学 小西 貴之
岩手県立大学 工藤 大希
岩手県立大学 二宮 睦
岩手県立産業技術短期大学校 村田 結花
岩手県立産業技術短期大学校 千葉 奈津美
岩手県立産業技術短期大学校 角掛 古都美
岩手県立産業技術短期大学校 菅野 拓磨
盛岡情報ビジネス専門学校 芳野 菜摘子
盛岡情報ビジネス専門学校 高橋 真菜
盛岡情報ビジネス専門学校 藤澤 志緒里
盛岡大学 酒井 涼
盛岡大学 佐々木 香織
盛岡大学 島崎 恭子
盛岡大学 吉内 元子

NPO法人wiz 黒沢 惟人
岩手県広聴広報課 佐々木 琢磨
岩手県若者女性協働推進室 日高 和弥

指導協力
岩手県立大学 菅原研究室

 

-おまけ記事

(インタビューアー 一般社団法人 SAVE TAKATA 佐々木 信秋)

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参加した学生のみなさんに

  • 「”いわて”のイイところ!」
  • 「コネクサスにこうなって欲しい!」

 

を聞いてみました。

Q1: “いわて”のイイところは?

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「都会っぽくなくて自然が沢山あるところ」

「住んでいる人があったかい」

「人が多すぎなくて丁度良い」

まず多かったのがこのような意見でした。

うーん、みなさんにとっては”いわて”は良き田舎、というイメージがあるんですね。

ご存知の方も多いと思いますが、岩手県は北海道に次ぐ面積が大きい県で、人口密度も北海道に次いで少ない県なのです。

県が広くて、人が温かい、そんなゆったりまったり過ごせるのが、

いまどきの学生さん達にとって”いわて”のイイところのようです。

「県北と県南で文化が違う」

「南部鉄器がある」

「あまちゃんがすごい!」

などの意見も出ていました。

前述の通り面積が広い岩手県、距離もあるとそれだけ県内でも文化が違ってくるんですね。

文化に敏感な若者だからこそ、県内での文化の違いも気付きやすいのでしょうか!?

南部鉄器あまちゃんの話が出てくるあたりが文化と流行、両方に敏感な若者ならではの感性ですね…。

Q2: コネクサスにどうなって欲しい?

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「岩手県で若者といえばコネクサス、になって欲しい」

「20代だけじゃなくて、30代、40代の世代も垣根なく繋がって欲しい」

「若者向けイベントが沢山周知されて欲しい」

企画段階からみんなで話し合って少しずつ進めてきたポータルサイトなので、みんな、気合い充分。

特に20代だけでなく「30代、40代といった世代を越えた繋がりが出来たらいい」という意見が本当に多かったです。

「インターネットが苦手な若者も使い易くしたい」

そんななか上記のような意外な意見も。

今時の若者というと、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン世代でソーシャルメディアも難なく使いこなすインターネット世代かと思っていたのですが、よくよく聞いてみると若者の中にもインターネットが苦手な人が沢山いるようです。

これは実際に聞いてみないとわかりませんね…。

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岩手+若者といえば「いわて若者交流ポータルサイトCo.Nex.Us(コネクサス)」。

そんな日になることを目指して、日夜アイディアを出している若者達の姿に、
“いわて”の未来は明るいなと感じたインタビューでした。


 

いわての若者たちが、日頃培った様々なジャンルの文化・芸術を発表する場として、
2014年11月15日(土)・16日(日)に盛岡市内で開催されたイベント。

南部鉄器は岩手県を代表する伝統工芸。17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれている。

2013年度上半期にNHKで制作された連続テレビ小説であり、岩手県三陸海岸(ロケ地久慈市)を舞台に海女を題材にした作品で、大変な人気を博した。