2017.7.27(木)

タイトル「いわてびと」

〜 【特集記事】第31回 「体験村・たのはたネットワーク」理事長の楠田拓郎さん 〜

    

いわてで活躍するいわての若者や団体を紹介する「いわてびと」めっけ!

※「めっける!めっけだ!」は、岩手県など東北地方の方言で「見つけた!」「発見!」という意味。

第31回は、「体験村・たのはたネットワーク」理事長の楠田拓郎さん(36)をめっけ!

 

 

第31回 楠田拓郎さん

楠田拓郎

1981年2月1日生まれ。東京都出身。2017年6月より、体験村・たのはたネットワーク理事長に就任。

 

NPO法人 体験村・たのはたネットワーク

「崖・海・人」という陸中海岸の特長を生かした自然体験プログラムを提供する。田野畑の自然を伝えるツールとしての番屋の暮らしに着目し、「田野畑村 番屋エコツーリズム」という考えのもと活動を行っている。

 

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コネックサ!

ここに来る前に番屋を見学してきたクサ。雰囲気があってステキなところクサ!

 

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番屋って、田野畑の人と自然の関係を象徴的に表しているものだと思ってます。

私たちはこの番屋を拠点にして、お客さまに自然体験プログラムを提供しているんです。

 

※番屋については、こちらから。

 

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コネックは岩手の自然が大好きクサ!

 

 

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ここは、サッパ船に乗ったり、北山崎をトレッキングしたり、とても楽しいので機会を見つけてぜひ参加してください。

 

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わかったクサ!

ところで、お名前を聞くのを忘れていたクサ。(笑)

 

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体験村・たのはたネットワークの楠田拓郎です。

 

 

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ずっと田野畑にいるクサ?

 

 

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東京出身で、10年ほど前まで東京で働いていました。

 

 

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!(◎_◎;)

なぜ田野畑に…?

 

 

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社会人になって「知らない世界がまだたくさんあるから、とりあえずそれを見に行ってみたい」と思って、日本中をふらふら旅しました。

そうこうしているうちに、毎日毎日満員電車に揺られている生活が嫌になってきて、観光の仕事をしてみたいと思っていたときに、たまたま田野畑村役場の人と出会いました。

 

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田野畑に来て、今の生活は満足クサ?

 

 

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そうですね。

東京で働いていた頃よりも、今ここにきたお客さんと接して過ごす方が良いです。

来たばかりの頃は、観光やエコツーリズムのノウハウをもった先輩たちからたくさん学ぶこともできました。

 

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田野畑村に住んでみて、どんなことを感じるクサ?

 

 

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それが、特別なにも感じないんです。

 

 

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えっ…… ^_^;

 

 

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いや、感じないというよりも、私にとって田野畑村という所は、一つの大きな職場なんです。職場なので、少し不便でも気にならない!インターネットもありますし、生活はなんとでもなりますよ。

 

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そういうもんクサ?

 

 

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そういうもんです。(笑)

 

 

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じゃあ、職場としての田野畑に来てみての感想を教えてほしいクサ!

 

 

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うちのメインコンテンツであるサッパ船アドベンチャーは、地元の漁師がガイドを務めます。

そんな話、当時は聞いたことがありませんでした。プロではなく、普通に地元の人たちがガイドをすることに驚きましたね。

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でも、漁師さんのガイドは好評クサ!

 

 

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そうなんです。

私も自分が日本を旅していたときのことを思い返すと、地元の人との触れ合いが一番楽しかったな、と気付きました。その土地の生活感がおもしろい。

だから、ここではそういう触れ合いや体験の思い出を、来た人にたくさんつくってもらいたいと思っています。

 

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楠田さんもガイドをするクサ?

 

 

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どうしても人手が足りないタイミングだけです。(笑)

地元の人がお客さんと接する機会を増やしたいので、極力自分は表にはでません。

 

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10年も田野畑に住んだら、楠田さんも充分「地元の人」クサ!

 

 

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そう言ってもらえるとうれしいです。(笑)

田野畑って、人がすごく優しいんですよ。

例えば魚屋に入ったときに「おいしいですか?」「おいしいよ」と言う会話だけじゃなくて、「漁の時期にはやませで寒くて大変なんだよ」とか、そういうことを聞いてもらって、それをおもしろがってほしいです。

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この先、田野畑をどうしていきたいクサ?

 

 

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誰がどこに行っても来てもウエルカム!な村にしたいですね。

今、土地の人ではない人に少しの警戒心を抱くのは、観光客を受け入れることに慣れていないからです。少しずつ慣れ、観光客受け入れの体制を築くためにも、たくさんのお客さんにきてほしいです。

 

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今、体験型の観光は注目を集めているクサ。

 

 

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そうですよね。例えば、天気が良くて、青空の下、船に乗って海へ出る。それだけで楽しいんです。

そこで霧が出たりしていれば、ガイドをする漁師の腕が試される。アドリブで愉快なトークなどを織り交ぜて、楽しんでもらうようにそれぞれが工夫を凝らします。

 

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お客さんに喜んでもらうことで、地元の漁師さんもやりがいを感じるクサね。

 

 

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まさに、そうですね。

東日本大震災では、ほとんどの人が津波で船を流されてしまいました。でも、そんな大変な中で「中古船を買って、サッパ船アドベンチャーをまたはじめよう」という声があがりました。本当にうれしいことです。

年配のお客さんに「今までの旅行の中で一番良かった」と声をかけられたことがあります。地元に自信が持てますし、自分がやっていることにも自信が持てます。

 

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今力を入れていることは何クサ?

 

 

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2008年あたりにスタートした民泊です。今は学校の体験教室など団体も受け入れています。

技術が進歩して、暮らしが便利になればなるほど、「古き良き日本の暮らし」を知るようなものの需要は増えています。その経験が、いざという時の「生きる知恵」につながったりしますね。

 

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自然体験プログラムにも多くの若者が参加するクサ?

 

 

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そうですね。多くの経験をして、多くの思い出をつくってほしいです。

 

 

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そんな若者たちにメッセージをお願いしたいクサ!

 

 

今は、安定志向の若者が増えていると言いますが、本当にそれでいいか、考えてみてほしいです。

私は東京で働いていた頃、属する組織が大きすぎて、ただ言われたことをこなすだけの毎日でした。それがどのように成果につながるのか、誰の役に立つのかわからない。目的意識がなくなって、自分の仕事の意義を見失うと、やりがいなんて感じられません。

今は小さな組織にいて、意味があると思えることはやってみるし、ないと思えばストップできます。やりがいはとても大きくて、満足しています。

就職は自分の人生を左右する大きな選択。ぜひ、「やりがい」についても考えてみてほしいです。

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この狭い間を通るなんて、サッパ船でしか味わえない迫力クサ!!

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漁師の生活がわかる昔の道具も展示中

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地元の特産品も並びます。

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番屋のジオラマも