いわて若者会議2018 いわて若者会議 若者が地域の課題解決を目指して自…
2017.5.24(水)
いわてで活躍するいわての若者や団体を紹介する「いわてびと」めっけ!
※「めっける!めっけだ!」は、岩手県など東北地方の方言で「見つけた!」「発見!」という意味。
第29回は、「洋野エモーション」を主催する洋野町復興支援員の宮本慶子さん(39)をめっけ!
第29回 宮本慶子さん
宮本慶子
1978年生まれ。
2012年10月に洋野町復興支援員として洋野町に着任。ケイティの愛称で親しまれている。
神奈川県出身。
洋野エモーション
JR八戸線のレストラン列車を、大漁旗などを振って歓迎する活動。
どーもクサ!コネックサ!
どーもどーも!じゃあコネックさん、エモーション体操始めるよ!
!!?
エモーションの極意は4つ!
まずは笑顔。真顔で手を振っても楽しくないよ。
そして手振りは大きく!
感謝の気持ちを忘れないことも大切ですよ。
ふむふむ。
そして、きちんと電車が見えなくなる最後まで手を振り、見送りましょう。
わかりましたか?
はい先生!わかったクサ!
あ!!!!
コネックさん、どうしたの?
コネック、手がないクサ!手振れないクサ!!!
どうしよう!
大丈夫だよ。その頭のクサを振ればいいクサ。(笑)
なるほどクサ!頭いいクサ!
…ん?ところで、洋野エモーションって?
そうか、説明がまだでしたね。
北三陸を走る東北レストラン列車「東北エモーション」に向かって、手を振る活動です。
洋野町の有家(うげ)と宿戸(しゅくのへ)でやっています。
なんでその2カ所クサ?
活動のきっかけは、私が「東北エモーション」の試乗会に行ったことです。とっても楽しくて「八戸線最高だな!」と思ったんですが、有家と宿戸は車窓から人の姿をあまり確認できなくて、もったいないと感じました。でも、有家も宿戸ももともと徐行ポイント。景色もきれいです。
料理もおいしいしサービスも充実。せっかくこんなステキな列車に乗ったのに、素通りされるのはもったいない。洋野という町を知ってもらいたいと思ったんです。
それで、ここで手振りを始めたクサね。
はい。試乗会で「この活動はいける!」とひらめいたんですよね。
今では週4回、東北エモーションの運行に合わせて手振り・旗振りをしています。
ずいぶん参加者が多いクサね!
40人くらいいるクサ。
曜日によって人数は変わるけれど、いつもだいたい5~10人くらいですかね。(笑)
洋野エモーションはじわじわ広がりを見せているクサね!
はい。初めは活動の名前も決めず、ただ「旗振り」と言っていたのですが、すぐに「洋野エモーション」と名付け、今や活用形で「エモろう!」という言葉をみんなで使っています。
あ!そうこうしているうちに列車が来たクサ!
白くてきれいクサね~
コネックさん、一緒にエモろう!
おーい、クサ!
列車の中からお客さんが笑顔でこっちに手を振ってくれているクサ!
みんなが楽しそうなエモーションの様子は、SNSやブログ「ひろのだより」で紹介しているので、ぜひチェックしてください!
ひろのだよりは1日も休まず更新しています!
ひろのだより はこちらクサ!
http://hironoiwate.blog.fc2.com/
観光振興って、まずは受け入れる地元側の気持ちを高めることが大切だって思うんです。
だから、手振り・旗振りなどを地元のみんなで一緒にやること、おもてなしの気持ちをもつこと、ここに来てくれた感謝の気持ちを忘れないことが重要ですよね。
エモーションの極意にも「感謝を忘れない」があったクサね。
そもそも、洋野にきたきっかけはなんだったクサ?
新聞で「いわて復興応援隊」の募集案内を見たことです。
ダメ元で応募したら、洋野町配属で採用されて、そんなご縁で。
洋野町のことは知っていたクサ?
着任する前に、グーグルで調べました。(笑)
スーパーがあるから不便ではなさそうだし、空が広くていいなって。
唯一、寒さが心配だったけれど、夏が涼しいからそれだけで十分!
夜は静かだし、都会よりずっと快適です。
復興応援隊の任期はいつまでクサ?
それが、今年の9月末なんですよ!(泣)
え!あと半年ほどしかないクサ〜!
その後はどうするクサ?
まだ具体的には決まっていないのですが、とりあえず洋野に残ってエモり続けたいと思っています!
おおー!心強いクサ!
町の人が実は町のことをよく知らないこともある…とわかったので、町内・町外向けの体験交流プログラムを企画・実施したり、洋野町の良さを伝える講演活動をしたり…
活動の幅が広がるにつれ、人とのつながりが増えていきました。
初めはここまで人とつながれると思っていませんでした。
今は洋野やその周辺、久慈、八戸の人たちとつながって仕事ができる、人の輪が広がっていくというしあわせをかみしめています。
どんな人が多いクサ?
みんなエネルギーがあって、強くて優しいです。
都会より地方の方が、元気があると思います。
そうクサ?
そう感じますよ!
若者たちにも、地元にもっと誇りをもってほしいです。
地方や地元だからこそ自慢できるところがたくさんありますよ!
地元を自慢できる人を増やしていけたらいいクサ!
そうですね。
復興応援隊の任期が終われば、次の生活の保障はないですが、ここに残って、ここで人と人とをつなぎ続けていきたいと思っています。
コネックも、いわてをたくさん旅して、みんなに地元自慢をするクサ!