2017.1.27(金)

タイトル「いわてびと」

〜 【特集記事】第25回 「NPO法人 クチェカ」の鈴木悠太さん 〜

    

いわてで活躍するいわての若者や団体を紹介する「いわてびと」めっけ!

※「めっける!めっけだ!」は、岩手県など東北地方の方言で「見つけた!」「発見!」という意味。

第25回は、2016年4月に設立された岩泉町で活動する「NPO法人 クチェカ」事務局長の鈴木悠太さん(31)をめっけ!

 

第25回 鈴木悠太(すずきゆうた)さん

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【鈴木悠太】

1985(昭和60)年1月8日生まれ。岩泉町出身。

岩泉町役場臨時職員として保健福祉課で働いた経験を生かし、新たな地域資源の発掘を目指し、2016年春に「NPO法人 クチェカ」を設立。事務局長としてさまざまな活動を展開している。

 

【NPO法人 クチェカ】

障がい等を持つ人々やその家族に対する相談支援事業と地域生活支援事業を行う。東日本大震災等に伴う居住環境の変化により、地域コミュニティーとの関わりが希薄になりがちな被災者の支援や支援員の心のケア事業なども行っている。

 

コネックさん正面

こんにちはクサ!コネックサ!

ちょっとだけ迷子になったクサ。たどり着いて良かったクサ。

 

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はじめまして。クチェカへようこそ!

事務局長の鈴木です。

ここは災害公営住宅の集会所を活用し、リニューアルしたサロンスペースなんです。

コネックさんのように少しだけ迷って、こっそりのぞいてから入ってくる人もいますよ。

 

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ひとたび入ってみると、あったかな雰囲気クサ!

 

 

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ありがとうございます。いろいろな立場、環境の人がみんなで集まって楽しく過ごすための場所なんです。

 

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クチェカの設立はいつクサ?

 

 

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はい、2016年の4月クサ!笑

 

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(「クサ」取られたクサ…笑)

最近クサね!

 

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当初はあまり人が集まらなかったのですが、最近は団体やサロンの存在が認知されてきて、今では平均で、1日約10人ほどの方が利用してくれます。

 

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どんな人たちが集まるクサ?

 

 

 

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クチェカでは、障がい者やその家族への相談支援事業と地域生活支援事業、また、東日本大震災などによる被災者の支援・支援員の心のケアなどを行っています。

 

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ですから、集まる人も本当に多様。

障がいのある方もない方もいれば、被災の度合いが高い人も低い人もいます。もちろん、男女ともに利用していただいていますし、年齢層も子どもからお年寄りまで幅広いんです。

 

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それはすごいクサ。

どんな人のことも同じように受け入れているクサね。

 

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いろいろな人を受け入れる、というのは、単に開かれたスペースというだけのことではありません。

障がいのある人と接するということは、理解促進という面においても意義があるものだと思います。

 

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実際に体験したり、触れ合ってみたりしなければわからないことは、世の中にはたくさんあるクサ。

 

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中には、すごい才能を持った人がいるんです。

 

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例えば、どんな人クサ?

 

 

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とても歌がうまい人、絵が上手な人、手先が器用な人…

純粋に「すごいな」と思える人たちに、私はいっぱい出会いました。

皆さんとても自由に、仲良く過ごしています。

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のんびり自由に。そして仲良く!

すてきクサ。理想クサ。

 

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さをり織りなどの創作活動をする人が多いですが、読書をしたり、そろばんをしたり、仲間とおしゃべりをしたり、と楽しみ方は人それぞれ。

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1日のうち、一時間でもいいから外に出て誰かと会話をすることって大切だと思います。

 

 

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クチェカのサロンでお友だちが増える人も多い?

 

 

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はい。ここで新たなつながりが生まれるのはうれしいことです。

料理教室やスポーツイベントなども開催していますよ。

 

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料理教室?先生がいるクサ?

 

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スタッフの中に管理栄養士がいるんです。

 

 

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すごいクサ!!

 

 

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みんなで調理して食事をすることは、孤食の防止になります。

引きこもり防止のために、送迎をすることもありますよ。

 

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それはありがたいクサね。

 

 

 

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私は、故郷の岩泉が大好きなんです。

だから、地元の皆さんが、住み慣れたこの場所でもっと心豊かに過ごせるような垣根のない場所を目指しています。

 

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垣根のない場所づくり。大変そう。でも、やりがいもたくさんありそうクサ!

 

 

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人と向き合うのは、難しいこと。

被災の度合いも、障がいの度合いも、人それぞれですからね。

 

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うんうん。

 

 

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でも、その人たちがクチェカに関わることで元気になったり、笑顔になったりしてくれるとうれしいです。

 

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みんなの笑顔が何よりの喜びで、やりがいクサね!

 

 

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そうですね。クチェカ、というのはスワヒリ語で、ほほえみという意味なんです。

以前、青年海外協力隊でアフリカに行っていたスタッフの一人が、アフリカの景色の雄大さが岩泉に通じる、と言いまして。

 

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だから「NPO法人 クチェカ」クサ。

 

 

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はい。集まる人の笑顔があふれる空間を目指し、付けた名前です。

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笑顔あふれるクチェカの、今後は?

 

 

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農園をつくり、その農作物でレストランを開きたいですね。主役は利用者さんですから、みんなで一緒に。

 

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楽しそう&おいしそうクサ!

手作り農園の手作り野菜を使った手作り料理…食べたいクサ!

 

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その時は、ぜひお越しください!

 

 

 

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農園に植えられないように注意してくるクサ♪