2016.11.25(金)

タイトル「いわてびと」

〜 特集記事 第23回 平野喬大さん 〜

    

いわてで活躍するいわての若者や団体を紹介する「いわてびと」めっけ!

※「めっける!めっけだ!」は、岩手県など東北地方の方言で「見つけた!」「発見!」という意味。

第23回は、精神障がい者フットサルを通して、理解促進や啓発、人と人とのつながりを生み出す、岩手県精神障がい者フットサル連盟会長の平野喬大さん(37)をめっけ!

 

第23回 平野喬大(ひらのたかひろ)さん

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平野喬大

1979(昭和54)年2月12日生まれ
 精神保健福祉士(宮古山口病院勤務)。NPO法人日本ソーシャルフットボール協会地域推進委員で、精神障がいを持つ人のフットサルチームを支援、大会運営などを行っている。2016年6月発足の岩手県精神障がい者フットサル連盟の会長も務める。
【ソーシャルフットボール】
 精神障がいをもつ人が、人や社会、世界とのつながりを持つ一助として行われているサッカーやフットサル。2016年2月には初の「ソーシャルフットボール国際大会」が開催されるなど、世界的に広がりを見せている。

コネックさん正面

はじめまして、コネックサ!

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平野喬大です。はじめまして。

 

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病院の廊下で立派なトロフィーを見たクサよ。

 

 

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ソーシャルフットボール東北大会の優勝トロフィーです。持ってきますか?

 

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優勝!すごいクサ。

 

 

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ありがとうございます。

現在、ソーシャルフットボール(障がい者フットサル)は残念ながらすそ野が広くありません。去年初めて全国大会が開かれたのですが、活動が広まっていないので、都道府県対抗ではなく、地域選抜のチームをつくりました。

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選手たちの年齢層は?

 

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岩手では10代後半~40代後半、男性も女性も参加しています。

 

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いろんな人がいるクサね。

 

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はい。ソーシャルフットボールには、性別も年齢も、広く言えば人種さえ関係ありません。

参加目的も、ダイエットの方もいれば、他人とコミュニケーションを取る練習をしたい方もいるように、さまざまです。

 

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フットサルはチーム競技。コミュニケーション、大事クサね。

 

 

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はい。プレー中だけでなく、休憩時間や大会会場への移動のバスの中で会話が生まれたりしています。

 

 

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なるほどクサ。同じ障がいを抱える仲間だからこそ話せることも、きっとあるだろうクサ。

 

 

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その通りです。ソーシャルフットボールにおいては、支援者である私たちの方がむしろ、選手の皆さんの仲間に入れてもらっている感じ。

みんながその輪に引き込まれていきますね。一人だけ話しかけづらそうにしている人がいれば、誰かが自然に仲間に呼び込む、そんな空気が生まれています。

 

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つながりが増えるってうれしいことクサ。

 

 

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今はソーシャルフットボールを通してだけかもしれませんが、それがいずれその他の場所でもできるようになっていく、そんな風になったらいいですね。

 

 

 

 

 

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そもそも平野さんは、どうしてこの道に進もうと思ったクサ?

 

 

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学生時代は特別支援学校の先生になろうと思っていましたが、専門的な勉強をしていくうちに、精神障がいの方を支援する道に進もうと思いました。

今思えば、学生時代に出会った教授との出会いが大きかったのでしょうね。思いがあふれすぎて、講義中に涙を流すような先生で、自分もこの先生が歩んだ道を見てみたい、と思ったのを覚えています。

 

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そこから、精神障がい者を支援する道に向かっていったクサね。

 

 

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私は今、精神保健福祉士として宮古山口病院に勤務しています。

 

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精神保健福祉士?普段はどんな仕事をしているクサ?

 

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精神障がいを持つ本人や家族の相談を受け、症状を聞き取り、先生につなげて入院を予約するなどの業務をしています。

話しを聞くことで、「楽になった」「聞いてもらってよかった」と思ってもらえたらうれしい。もちろん、うまくいくことばかりではないのですが…

 

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なるほどクサ。精神保健福祉士、重要な存在クサね。

 

 

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取材の後も相談に来ていた方がいたクサ

 

 

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通っていた大学には、精神保健福祉士の資格を取ることができるカリキュラムはありませんでした。

 

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それでも、諦めることはなかったクサ?

 

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そうですね。自分で取得の方法を探り、勉強し、今があります。

 

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ソーシャルフットボールが普及することで、選手の皆さんにとっての良い影響だけでなく、精神障がいに対する理解促進にも役立つクサ?

 

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地域の方々、障がいを持たない人への理解促進につながると思います。

試合を見ても、はた目には障がいと向き合って生きている人だとはわからない。精神障がいは目に見えないものだからこそのつらさや難しさがあります。

選手たちのつながりだけでなく、支援者とのつながりを広げることも重要だと考えています。

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平野さんが、監督として心掛けていることは?

 

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薬を服用していることで疲労感が一般の人よりも出やすい選手などもいますので、それぞれの状態を見極めながらガッツリ練習しています!

 

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宮古山口病院のチーム「ウェアバウツ宮古」って?

 

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ウェアバウツというのは、居場所という意味。この場所が一人一人にとっての居場所になるようにという願いを込めて、立ち上げの時にみんなで考えました。

岩手選抜の選手チームである「カンパネラ岩手」は、鐘を鳴らす、というその言葉にちなんで、選手の心の鐘、支援者の心の鐘を鳴らすこと、理解の促進を願ってつけたチーム名です。

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どちらもすてきなネーミング。岩手選抜チームは強そうクサ!

 

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県選抜の「カンパネラ岩手」は、競技性を重視しています。ただ、精神障がいの程度は人によって違うので、誰もが参加できる交流会などは、楽しめるということが第一です。

 

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楽しむってことが大事クサね。

 

 

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ソーシャルフットボールの大会は、2007年に大阪で初めて開催されました。

私には、ソーシャルフットボールを知るまで、スポーツで障がいに対する理解を深めようという発想がありませんでした。しかし、サッカーやフットサルは自分自身も好きだったので、これはぜひやってみたいと思いました。病院に相談したところ「じゃあまずはやってみよう」と背中を押してもらえたのです。

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職場の理解はありがたいクサね。

平野さんは日本ソーシャルフットボール協会の地域推進委員も務めているクサ?

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はい。日本ソーシャルフットボール協会は、2013年に立ち上がったNPO法人。各都道府県に1名ずつ指導員を配置することを目標に、活動を続けています。

 

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今後の目標は何クサ?

 

 

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県内の各地域でチームを結成し、県内リーグができたらいいなと思っています。

岩手を5地域にわけて、それぞれにスタッフを配置し、活動の幅を広げていきたいです。

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岩手がソーシャルフットボールをリードして、東北、全国と活動が認知され、活発になっていくといいクサね!

 

 

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 誰でも気軽に参加することができるような環境を整備していきたいです。

 

 

 

練習場を見学させてもらったクサ♪ 手作りのゴールで日々練習しているクサ。

練習場を見学させてもらったクサ♪
手作りのゴールで日々練習しているクサ。

 

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大阪の大会の様子を見せてもらったクサ♪(´ε` )

 

 

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「つなぐ」の文字が見えるクサ?