いわて若者会議2018 いわて若者会議 若者が地域の課題解決を目指して自…
2016.8.25(木)
いわてで活躍するいわての若者や団体を紹介する「いわてびと」めっけ！
※「めっける！めっけだ！」は、岩手県など東北地方の方言で「見つけた！」「発見！」という意味。
第20回は、気仙地域で大きな町民運動会を目指して運営されている大人気フェス｢ケセンロックフェスティバル（ＫＲＦ）｣の実行委員会さんをめっけ！
今回は、ＫＲＦの会場に足を運んで、若いスタッフをまとめ上げている実行委員長の村上健也さんにお話しを聞いてきたクサ！
第20回 ケセンロックフェスティバル実行委員会
運営本部にいた、実行委員会の皆さん
＜ケセンロックフェスティバル（KRF）とは＞
本年は７月16、17日の両日、住田町世田米の種山ケ原イベント広場で開かれ、観客約５千人を動員した。飲食、及び物販ブース等は、地元の企業及び店舗のみで募集し、スポンサーをつけることなく、住田、大船渡、陸前高田３市町の若者が中心となり、運営している。
ＫＲＦについて詳しくはこちら（ＫＲＦ公式ＨＰへ）
はじめまして、コネックです。
はじめまして。ＫＲＦ実行委員長の村上健也です。
会場はすごい盛り上がり！とっても熱いクサ。
今回の観客動員数はおよそ５千人、携わっているスタッフも延べ300人ほどいます。その人たちの熱気が集まって熱い会場の雰囲気が生まれていますね。フェス好きな若いスタッフも増えました。若いスタッフのエネルギーは絶対必要です。引き継ぎや世代交代という意味でもこれまで以上に若者と一緒に取り組んでいきたいです。
観客５千人、スタッフ300人！すごいクサ。若者たちの熱気も感じるクサ！
もちろん、初めからこうだったわけではありません。２００８年の大船渡ロックフェスを１年で終わらせたくなくて、試行錯誤の末にＫＲＦは誕生しました。でも、当時のスタッフは20人程度。中には｢フェスって何？｣と言っているメンバーもいました。
なかなか不安な走り出し…？
まさに何もかもが手探りの不安だらけのスタートでした。そんな中でもフェスの知識がある人やクラブハウスとの連携を通して、ノウハウを学び、新しいつながりを増やしていきました。今では、地域おこしとしてフェスをやりたい人たちが、ＫＲＦを手本にしたいと見学にくることもあります。
すごいクサ！みんなのお手本クサ！
でも、ＫＲＦへの期待値がどんどん上昇して、ハードルがあがってしまってプレッシャーもありますよ（笑）
それでも年々、パワーアップしているのでは？
そう言ってもらえるのはとてもうれしいです。でも、私はＫＲＦをみなさんにこれからもこのままで楽しんでもらいたいと思っています。ただ、もちろん新しいアーティストさんを呼んで、新しいＫＲＦファンの人を増やして、ＫＲＦをどんどん知ってもらいたいという望みは持っています！
ＫＲＦファン、拡大大作戦クサ。
若い世代には、オフィシャルツイッターが大人気です。これがとにかく面白い。時々｢やりすぎだよ！｣と思うこともありますが、でも結局面白いから許してしまう。ツイッター担当のスタッフを決めて、好き勝手やらせています。ホームページにも、面白いQ&Aがたくさん。見ましたか？
もちろんチェック済みクサ！コネックのお気に入りは｢会場まで筋斗雲で行きたいのですが乗れません｣の質問。｢対処しますので、諦めないでください｣と回答していたクサ！対処してくれることに驚き！ＫＲＦに励まされたら、頑張るしかないクサ。
ホント、ふざけていてすみません（笑）
ＳＮＳで質問がたくさん寄せられるのは、ＫＲＦが若者に浸透している何よりの証拠クサ。
そうですね。ありがたいことにいろいろな質問をいただいています。
入り口から１番遠いイベントブースまでの距離に対する質問に｢300～400㍍くらい。トップアスリートの方なら走って１分かかりませんが、開場時は混雑して危険ですので絶対に走らないでください｣と回答していたのを見かけたクサ（笑）
いつもそういうトーンです。おふざけの中にさりげなく注意事項も入れ込んだ見事な回答ですね。（笑）
おまけに質問者からまた返事がきて｢走れと言われても走りたくありません｣と言われていたクサ。そういう、身近に感じることができるやりとりは、魅力的。若者たちはそこに引きつけられるのかも知れないクサ。
お年寄りも若者も、面白いことはみんな共通で好きですよね。
面白いと言えば、おかしな放送を耳にしたクサ。
それはどういう…？（笑）
「ケセンロックフェス2日目、スタッフの半分が限界を迎えております。残りの半分は二日酔いの為使い物になりません！今日もよろしくお願いします！」（笑）
ホント、ふざけていてすみません。（笑）
ＫＲＦは観客・スタッフだけでなく、ＫＲＦは出演アーティストたちにも愛されていると聞いたクサ。
ありがたいことに、東日本大震災の影響で開催を断念した２０１１年には｢もちろんＫＲＦは復活しますよね。そうしたら、また気仙に戻ってきてパフォーマンスをします｣という声をたくさんいただきました。物心両面でたくさんの支援を展開してもらいました。
２０１２年にまた開催できたときはどんな気持ちだったクサ？
２０１１年はもう、開催できるような雰囲気ではありませんでした。でも、すぐに仲間たちから｢いつまでも被災者でいたくない、開催しよう｣という声があがりました。地域を盛り上げるとか復興のためとか、そういうことだけでなく、単純に自分たちが元気になりたかったのです。
まずは自分が元気になるって、とってもすてきなことクサ。きっと、そこから元気は広がっていくクサ。
だから、みんながはじけて、どーんと楽しめる時間、場所にＫＲＦがなればいいな、という気持ちでした。震災の前からあったものを、当たり前にそのまま続けることが大切なのかな、と思っています。しかもそのはじけて楽しむ場所が気仙。最高です。
村上さんは住田の出身。地元への愛着が深かったクサ？
いや、それが全然。故郷のために何かしたいなんて、考えたこともありませんでした。県外に就職して、それなりに楽しく生活していたけれど、28歳の頃に岩手にＵターンすることになりました。その時に、地元の人たちに｢お前だけは地元に戻らないと思っていた｣と言われたくらい（笑）。でも、今は気仙みたいなこういう場所でバカみたいに騒ぐことで、ここに振り向く人がいればいいと思うし、そういうことを大切にこれからも続けていきたいですね。
ここに振り向く人、とは？
例えばこの前、｢ＫＲＦがきっかけとなって息子が３年ぶりに帰ってきた｣と言われました。そういう人を増やしたいですね。出身の人には、ＫＲＦをきっかけに地元に足を運んでもらったり、地元を好きになってもらったりしてもらえたらうれしいです。もちろん、県外からここにたくさんの人が来てくれることもいいことだと思います。ＫＲＦがあるから、ここに人がいっぱい集まる。それは重要なことですよね。
ＫＲＦは、気仙が注目される大きな理由の一つになっているクサ！
自分もそうだったので、若い時に地元に魅力を見いだせなかったり、都会に憧れたりする人もいて当然だと思います。しかし、ＫＲＦがあるだけで、多くの若者が気仙に振り向いてくれる。そして、この場所に住み着いたり、毎年一回は訪れたりしてくれます。それは、観客の皆さんだけではなく、一緒にＫＲＦを作っている若い仲間たちも同じ。この場所で輪が広がるというのは、素晴らしいことです。
村上さんにとってＫＲＦってどんな存在クサ？
ライフワークです。これからもこのままで皆さんに楽しんでほしいです。もちろん、一緒にＫＲＦを作っていってくれる仲間も、まだまだ大募集していますよ！若いスタッフとも世代間交流しながらいいKRFを作っていきたいと思います。
最後に、今後の目標や意気込みなどを書いてもらったクサ！
｢ケセンロックは大きな町民運動会を目指します｣
文化祭じゃなく、運動会と表現するところがすてき。
あえての、運動会です。観客もスタッフも、若者も年配者も、みんなで同じ方向を見てはじけて楽しむ。気仙で、町と人を盛り上げる大きな存在になりたいです。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝おまけ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
会場はすごい熱気だったクサ♪
仕事姿かっこいいクサ♪( ´θ｀)ノ
地元の企業とコラボして作成したKRFの升、素敵クサ〜(￣▽￣)
地元の商店さんが運営! いい匂いがするブース♪
試食してみるクサ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)’･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
みんなに愛されてるFESクサね〜
