若興人の家では、東日本大震災“前”を対象とした陸前高田の『昔』に、そして、そこに関わる『人』にフォーカスを当てた【おもいで本】の製作を進めています。
地元の子どもたちと一緒に魅力を発見していきたいという想いから、製作の一部(語り手へのインタビュー)を地元の高校生と一緒に行いました。
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インタビューに応じてくださったのは、陸前高田市に1人しかいない「和船職人」の村上央さん。
和船の概要や、なぜ和船職人を続けているのか、後継者問題など、たくさん語ってくださいました。
最後に「温かくなったら新しい船をつくり始めるから、遊びにきてね!」と笑顔で仰ってくださったのが嬉しかったです。
↑村上さんがつくった船
インタビューが終わってから、高校生たちと振り返りをしました。
「陸前高田にあんな珍しい職人さんがいることを知れてよかった」
「後継者がいないことを知ったからには、『知っている』だけじゃダメだと思う」
「和船のこと、職人さんのこと、友だちにも教えたい!」
「もっと色んな職人さんに会ってみたい」
など、地元の文化・伝統を継承することの大事さを学んだ様子がうかがえました。